何かしらのサービスを利用する際、サービスを上手に利用するのとそうでないのとでは、仕上がりや結果、満足度に大きな差が生じるといわれています。
そして、それは家事代行に関しても、例外ではありません。
それでは、賢く家事代行サービスを利用するためには、どのような点を意識するようにするとよいのでしょうか。
家事代行業者が設定しているプランの多くは、「掃除を中心に行う」等、メインの作業内容が設定されていることに加え、時間制となっています。
プランにもよりますが、サービスを行う時間は数時間程度の場合が多く、短い場合だと2時間程度の場合もあります。
そのため、サービスの形式上、家事代行で行えるサービスにはどうしても時間の制約が発生してしまい、単純に「掃除を中心に行う」といっても、すべての掃除を行うことは難しいのが現状です。
たとえば、「掃除を中心に行う」というプランを依頼した場合、特に依頼主の要望がなければ、床の掃除を中心に行う場合、水まわりの掃除を中心に行う場合等、スタッフによって様々な掃除の方法が考えられます。
結果として、依頼主は「玄関を念入りに掃除して欲しかった」と考えていた場合でも、スタッフは部屋の掃除にほとんどを費やしてしまったため、玄関はほとんど掃除されていなかった、というようなことが発生し、もったいなさを感じることにもなりかねません。
そのため、特に優先して行って欲しい作業がある場合は、あらかじめその作業を依頼しておくことが必要となります。
家事代行は「日常の家事」を行うサービスであることから、単純に「掃除」等というだけでは、考え方に個人差が生じてしまいやすいといえます。
依頼主とスタッフの考え方のズレをなくし、満足度の高いサービスとして賢く利用するためには、何か要望がある場合、具体的な依頼をするということに加え、行って欲しい作業内容の詳細についても説明するようにすると、より効果的であるといえるでしょう。